2026.05.15

海で生まれた環境価値を、都市へ。ブルークレジットを活用した新たな循環モデルへ

株式会社ドリブンテクノロジーズは、神奈川県内の海域で創出されたブルークレジットを取得しました。
藻場再生によって生まれたCO₂吸収の価値を都市の事業活動へとつなぎ、「海と都市をつなぐカーボン循環モデル」の構築に取り組みます。

神奈川県(江の島・城ヶ島海域)由来ブルークレジットの購入証明書

藻場再生から生まれる「環境価値」

近年、海藻や海草からなる「藻場」は、CO₂を吸収・貯留するブルーカーボンとして注目されています。
一方で、海水温の上昇や貧栄養化、藻食生物の増加などにより、神奈川県沿岸でも藻場の衰退(磯焼け)が進んでいます。
こうした中で、藻場を再生するだけでなく、そのCO₂吸収量を測定し、環境価値として活用する仕組みの重要性が高まっています。

技術革新によって実現したクレジット化

神奈川県では、自律航行する水中ドローンとAIを活用した藻場モニタリング技術が開発され、この手法によるCO₂吸収量が国内で初めてJブルークレジットとして認証されました。
こうした技術の進展により、海の環境価値を可視化し、社会で活用する仕組みが現実のものとなりつつあります。

江の島・城ヶ島の海から生まれたクレジット

今回取得したブルークレジットは、
―城ヶ島海域:11.1t-CO₂
―江の島海域:8.6t-CO₂
―合計:19.7t-CO₂
に相当するCO₂吸収量を環境価値として認証したものです。
これらは、地域の海の保全・再生の取り組みによって生まれた価値です。

都市の活動へとつなぐ

取得したクレジットは、ドリブンテクノロジーズの事業活動に伴うCO₂排出に充当されます。
特に、2026年6月に開設予定の横浜・桜木町の新オフィスにおいては、オフィス運営に伴うCO₂排出量を、本クレジットにより実質的に100%相当カバーすることを想定しています。
海で生まれた環境価値を都市の活動へとつなぐ、新たな取り組みです。

製造業から始まるカーボン循環モデル

IJTTグループではこれまで、鋳造工程で発生する副産物を活用し、藻場再生に関する実証を進めてきました。
本取り組みは、副産物の活用から藻場再生へとつなげ、CO₂吸収・クレジット化を通じて事業活動へ還元する、循環型の価値創出モデルの一環です。

海と都市をつなぐ、新しい価値の循環へ

今後は、自社の実証から生まれる環境価値についてもクレジット化を進め、地域内で価値が循環する「ブルーカーボン循環モデル」の構築を目指します。
排出削減だけでなく、自然資本の再生と経済活動を両立すること。
ドリブンテクノロジーズは、海と都市、そして産業をつなぐ新たな価値創出に挑戦していきます。

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本件に関する詳細は、こちらのプレスリリースをご覧ください。